地唄舞「出口の柳」

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「出口の柳」というのは、

京都の島原遊廓の大門前の見返り柳のことです。
 

吉原大門と異なり島原大門は現存し、

も大門の前に柳があります。

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地唄「出口の柳」は

島原遊廓等を転々とした

遊女の悲哀を唄った艶物ですが、

吉村流では何故かあまり上演されない演目です。

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元々は近松門左衛門の「傾城反魂香」の

遠山太夫を唄ったもの

(歌舞伎でお馴染みの「吃又」はこの後段の話になります)だそうですが、

地唄舞で上演される「出口の柳」は

前記した遊女の心情を唄った部分のみであるため、

「傾城反魂香」からは離れて

遊女の悲哀を舞うよう努めました。

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担当:吉村 ゆかり

東京・文京区音羽にあります吉村ゆかり地唄舞(上方舞)教室は、初心者の方を対象とした地唄舞(上方舞)吉村流の稽古場です。地唄舞は、主に大舞台で踊られる日本舞踊(日舞)に対して、お座敷で蝋燭を灯して舞われるため、座敷舞とも言われています。

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型を重視する地唄舞をお稽古すると、着物を美しく着こなせるようになります。

お花見、観月、新春、お祝の宴などの時にお座敷で粋に、はんなりと地唄舞を舞えたら素敵だと思いませんか?